身体の楽な旅

最近ずっとブログの
毎日更新をしてましたが、

2日ほど空いてしまいましたね。

その間に、実はちょっと
旅行へ行っておりました。

ちょっと曇っておりますが、

写真の通り琵琶湖のほとりの
ホテルに一泊してきました。

僕はジョギングが趣味なので
朝、琵琶湖の周りを少し
走ってきたのですが、

朝もやが出ており
少し幻想的な感じに
なっていました。

(写真で見るとただ曇ってるだけ
みたいですね。笑)

水も思ったよりもキレイでした。

穏やかな波が
本当に海みたいでしたね。

地元の瀬戸内海を思わせる感じで
とても懐かしい気持ちになりました。

ただ、

今回の旅行は楽しいけれど
少し切ない気持ちも出た
不思議な旅でした。

前回の旅行は息子が亡くなる
ちょうど一週間前に
出かけたものだったのですが、

息子の身体の痛みなどもあり、

夜もゆっくり寝られず
旅行先でも介護のような
状態だったんですね。

酸素の機械を運んだり
車いすを用意して動いたりと、

結構大変な旅行だったんです。

なんでそんな状態で
旅行へ行ったのかと言われると
確かにその通りなんですが、

当時の僕たちは、

「今行かないといけない気がする」

と思ったんです。

結果、家族揃っての最期の旅行と
なってしまった訳ですが、

もし、あの時旅行を中止してたら
きっと後悔が残っただろうと
今でも思います。

ところが、

今回の旅行は
そういった息子に関する
準備が一切ありません。

とにかく楽なんです。

家から車に荷物を運ぶ時も
何往復もして運んでいたのに、

今回は一往復で済みました。

時間のロスもほとんどないし
動きもスピーディーです。

ホテルに酸素の機械の設置を
お願いしたり、

薬の準備に不備がないか
心をすり減らすこともない。

これほど楽なのに、

たまらなく淋しい。

きっと息子は近くにいたんだろうと
思うのですけど、

僕たちには触れることも
話すことも出来ない。

肉体的には楽で満足出来た
旅でしたけど、

どうも満たされきれない
感覚がありましたね。

でも、

琵琶湖周りの静かな環境で
ゆったりとお風呂に浸かりながら、

じっくりと自分の身体に意識を向け
悲しい感情も味わうことは、

僕にとってとても意味のある
時間になりました。

もっと旅をしたいですね。

色んな世界を見て
心を成長させていきたい。

そして、いつかあっちへ行った時、

こんな世界を見て
こんなことを考えていたと
息子と話したいなと思います。

まだ、僕はもう少し
こっちの世界を楽しもうかな。

じっくりと進もう。

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