久しぶりに聞いた『ユダヤ人大富豪の教え』

僕は仕事で車を運転することが
多いのですけど、

運転している間
何か学びたいなと思い、

最近オーディオブックを聞きながら
運転をするようになりました。

色々な本があって目移りを
してしまうくらいなんですが、

検索しているうちに
懐かしい本を発見しました。

それが、本田健さんが書いた、

『ユダヤ人大富豪の教え』

です。

実はこの本、

僕が就職したての二十歳の時
お客さんがプレゼントしてくれた本で、

この本がキッカケで僕は
本を読むのが大好きになったんですね。

あれから、もう20年近く経ったのか
と思うとちょっとビックリですが、

懐かしさのあまり
久しぶりに耳で聞いてみました。

正直、内容なんてほぼ全く
覚えていなかったので、

新しい本を読む(聞く)時のような
ワクワク感がありました。

ただ、聞いてみてビックリしたのが、

二十歳の頃にはピンとこなかった
(きてなかったであろう)内容が、

20年近くの時を経ても
全く古ぼけず、

強烈に突き刺さってきたんですね。

その中でも今だから刺さった
言葉がありました。

一部引用します。

一言で言うと、

人が良くなろうと思わないのを見て
(君が)傷ついてしまうということだ。

ほとんどの人間は、
人生を良くしたいとは考えていない。

ユダヤ人大富豪の教え ~幸せな金持ちになる17の秘訣~ 本田健著

僕は過去にうつ病を経験した時、

「生き方を根本から見直さなければ」

と必死でもがいた時期があります。

認知行動療法を学んだり
ジョギングをはじめたり
他にも様々な試みをして、

色んな角度から自分に対して
アプローチをしてみました。

この時は本当に苦しかった。

本を読もうと思っても
頭に文字がほとんど入ってこないので、

1日1ページ、同じところを
何度も何度も読み返して
やっと理解しました。

ジョギングだって、

はじめは走ることなんて
出来なかったので、

誰も人がいないような
時間を見計らって、

トボトボと下を向いて
歩くところからはじめました。

ただただ、人生を良くしたい。

今はどん底かもしれないけど
転んでもただでは起きないぞと、

本当に泥の中を這うような気持ちで
日々を過ごしました。

そんな甲斐もあってか、

一進一退を繰り返しながら
徐々に回復していき、

今では、新しい自分に
生まれ変わったような感覚で
生きることが出来るようになりました。

でも、自分の生き方に確信を
持つようになってから、

周りの人に対して
疑問が湧いてくるように
なってきたんですね。

特に運動をしたりする訳でもないのに、

「いやぁ、歳だから身体がだるいよ」

とか、

お金について勉強もしないで、

「あいつはいい給料貰ってるんだろうな」

とか。

自分で何か変えようとすれば
変わることばかりなのに、

どうして変えようと
思わないんだろうか?

と感じるようになりました。

その都度、

「こうしてみたらどうですか?」

って話してみても、

誰も何も変わらない。

亡くなった息子に対しても
そうでした。

「こうすればこういう風に
良くなるから少しやってみよう」

といくら話したり、

一緒にサポートして
やってみたりしても、

結局は続けることが出来なかった。

命がかかっていても
変えることが出来なかった。

「あぁ、人は変わるものでは
ないんだな。

いや、もしかしたら
僕がもっと上手く伝えさえすれば
何か変わったのかもしれない。

でも、出来なかったな」

と、自分の無力感を
痛烈に感じていたところでした。

この本の先ほど引用した所を
聞いた時、

認めたくはなかったのだけど、

「あぁ、僕は傷ついていたんだ」

とハッキリ納得してしまいました。

なんかこんなことを書いてると
偉そうなことを言ってるような
感じがして気が引けますが、

僕は確かにそう感じてしまったんです。

じゃー、どうすればいいんだろうか?

その答えをこう書いています。

人はそれぞれベストな人生を
送っていると信頼してあげることだよ。

同上

この答えが腑に落ちたかというと
まだちょっと落ちてない気も
しているんですけど、

「あぁ、やっぱそうだよなぁ。。」

と少し言葉を濁す感じで
納得しました。

僕は僕のベストを尽くすしかない。

僕はベストを尽くせてるだろうか?

自分の人生がどれほど
残されているのかは
誰にも分からないけれど、

ただ、命尽きるまで
僕は学び続けたい。

進んでいこうか。

ブログの更新通知を送るメルマガ
もし、このブログを良いなと思った方は更新通知を送らせていただくのでメールアドレスでご登録ください。解除もいつでも可能です。


自己紹介

つれづれと思うところを。

日記