昨日の記事でカウンセラーのような
対人支援をしたいと書きましたが、
そのあたりも意識して、
人間の心理面を学び
少しずつ記事にしていこうと
思っています。
今日の内容は本当に
ふと思い出した話なんですけど、
以前、メンタリストDaiGoさんが
こんな話をしていました。
『どのようにして敵国の捕虜を
自国のスパイに育てていくのか?』
これは実際にあった話のようです。
これは確かに考えてみると
不思議なことですよね。
捕虜にされてしまった人からしたら
相手は憎むべき存在です。
一刻も早く自分の国に帰りたいと
思うのが当然の話でしょう。
それなのに、
敵国のスパイとして活動を
するようになってしまう。
一体どのようにして
スパイに仕立てていくのか?
恐らく、
「無理やりスパイにさせられた
のだろう」
と考える人の方が多いと
思うのですが、
実はそうではないようです。
どのようにするのかというと、
スパイ候補の捕虜に炎天下の中
とにかく穴を掘らせるらしいです。
来る日も来る日も穴を掘り続ける
捕虜たちは、
「何かの施設をつくるために
労働をさせられているのだろう」
と考えているようですが、
その後こんな命令をされます。
「掘った穴を全部埋めろ」
そして穴を掘り始める前の
元通りの状態に戻させます。
捕虜たちには意味が分かりません。
「一体なぜこんなことを
させられているのだろうか?」
そして同じことを延々と
繰り返させられます。
そのうち捕虜たちは、
自分の頭で考えることや
心で感じることを放棄するように
なります。
こうして抜け殻のようになった人に
スパイの訓練をして仕上げていく
ということでした。
この話を聞いた時
恐ろしいなと感じたと同時に、
人はやはり『意味』を見いだせない
ということが、
心への大きなダメージに繋がるのだと
感じました。
今回のお話は戦時下という
特殊な環境での話ですが、
よくよく考えてみると
僕たちの身の回りでも
大いにあり得る話です。
例えば、
理不尽な上司に
意味の分からない命令をされる。
社内政治に巻き込まれ
何を目指して自分が仕事をしてるのか
意味が分からなくなる。
こんなことは社会や組織の中で
働いているとよく聞く話です。
「この人に何を言っても無駄だ」
「考えたって何も変わらない」
と、言われるがまま、されるがままに
なっている人もきっといることでしょう。
では、どうしたらいいのか?
先ほどの話に戻りますが、
意味のない穴掘りを続けた
捕虜の中でも、
去勢され洗脳されてしまった人と、
そうならずに自分を保ち続けた人と
分かれたようです。
過酷な状況の中
自分を保ち続けた捕虜が
やっていたことが、
『意味を感じられないことの中にも
意味を見出すようにしていた』
ということです。
例えば、
労働をすることで自分の身体を
鍛えることが出来る。
というように。
人はやはり『意味』を見出せないと
生きていくことが出来ないという、
他の動物とは違う特殊な特徴を持った
生き物なのでしょう。
まあ、僕個人的な感想を言うならば、
普通に現代で仕事をしてて
意味を見出せず追い込まれて
しまうのであれば、
そうなる前にやはり離れたほうが
いいように思います。
僕がうつ病になった原因のひとつに、
この意味を見出せないという側面が
確かにありましたけど、
自分の頭で考えれない、
心で感じれないという状況まで
追い込まれてしまうと、
確かにその状況から
離れることが出来なくなります。
そうなる前に僕は
とにかく離れて欲しいと
思います。
それでも、どうしても離れることが
出来ないという場合は、
自分がやっていることの『意味』を
見失わないようにして欲しいと
強く感じますね。
最後に
なんかこういう内容を書き出すと
ちょっと熱くなってしまいそうですね。
少しずつ見出しを分けながら
もう少しまとめられるように
なればいいかなぁ。
まあ、色々と取り組みながら
進んでいきましょうか。
今日はこんな感じで。
では。